掴まり輪の効用     ヤルデア研究所 伊東義高


・地震の際、食卓・事務机・会議テーブル等の下に潜ることは常識である。 ・では、デスクやテーブルに潜っていれば本当に大丈夫だろうか? ・地震動でデスクやテーブル類は踊り出し、床を滑り出す。 ・怖さに目を瞑り、頭を抱え込んでいるとテーブルが逃げていく。 ・気付いて悲鳴を上げれば、自分も周囲もパニックとなる。 ・冷静に考えれば、テーブルの足にしがみつけばよいと分かる。 ・しかし、腹の底から突き上げて来る地震の最中に考えられるか。 ・また、テーブルの足にしがみついていると頭が外に出ることもある。 ・肝心の頭が手−ブルの外に出てしまっては全く意味がなくなる。 ・停電も考えられる中でテーブルと体を一体化させることは易くはない。 ・耐震家具メーカー「ムネオSSX」は五本足テーブルを作っている。 ・テーブルの中央に五本目の足があり、床に足がついている。 ・万一、重量物がテーブル中央に落下しても耐力がある。 ・そして何よりも。潜った人がその足にしがみつくことができる。 ・しがみつけばテーブルと人は一体化し、体も心も動揺し難くなる。 ・現存の女子供の食卓、OLの事務机…の地震対策が問題である。 ・スペースや素人大工の限界から五本目の足作りは難しい。 ・テーブルへの重量物落下の確率は小さいが、「つかまり」は欲しい。 ・そこでテーブル天板の裏に「掴まり輪」を作り、取り付ける。 ・捨てるような皮ベルトで輪を作り、天板の下面にネジ止めをする。

トップへ戻る


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送