耐震工事:共通編          ヤルデア研究所 伊東義高

     

基本方針:現在の地盤・建物・階層を前提に、物の落下・転倒・逸走を想定し、人の在室時間・位置・姿勢を考え、 人命を守る・傷害を避ける・物損を減らすための地震対策を思い切った「ABC管理」の下に計画的に 逐次実行していく。 利用便宜:器物の再配置・耐震工事を行うことで、日常行動への制約・不便が大きくなるとストレス・不満が高じ、 地震対策そのものへの嫌悪感・否定的感情が生じてくる。地震による被害の程度と日常の便利性を考え て、線引きをする。 美観体裁:居住空間における器物の美観体裁は文化であり、財産であり、ないがしろにしてはならない。耐震工事 上、本当にやむをえない美観損傷か、別後方はないか検討する。美観損傷やむをえない場合はそのカモ フラージュを考える。 費用限界:人名は銭金に代えられないから、地震対策に費用は惜しまないとは億万長者だけの台詞である。耐震性 ・美観性・便宜性を総合的に考えて、常識的な範囲で施工する。材料購入・工事方法に節約を凝らすこ とを自慢とする。 自力遂行:現状診断・対策検討・工事遂行を素人がするより玄人に頼んだほうが手際は良いが決して勧めない。素 人ながら自分で考え、下手ながら自分でやることである。自身で、地震に、自信を持つようになる。こ れが本道である。 定期点検:物には損傷・劣化がある。使用法にも変化がある。改善のための応用可能な外部情報や自身の閃きがあ る。9月1日(防災の日)に総点検をしてみることである。去年より今年はワンポイントアップさせた実 感が地震力となる。  

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