「アスベスト」は「カコベスト」          ヤルデア研究所 伊東義高

     

2005/7/18    ・最近は日本中の新聞・テレビ・雑誌が「アスベスト問題」で持ちっきりである。 ・かってアスベストはその耐熱性・対酸化性・防音性等から最高の建材であった。 ・これからは「超長期潜伏期間」「高死亡率」の「中皮腫」原因として禁忌される。 ・「カコベスト」が「アスワースト」となる人類文明史のホコリある変曲点である。 ・日本がようやく製造全面禁止になっても、市中には多くの製品が残留している。 ・工場・倉庫・駅舎・学校・家庭に様々な形態で用いられているアスベスト製品。 ・行政も本腰を入れて実態についての再調査をするようだが、盲点があるのでは。 ・解体・撤去作業時の粉塵だけが問題視され、地震時の粉塵は見落とされている。 ・工場等の鉄骨構造は地震動で崩壊せずともスレート材が欠落・落下・飛散する。 ・校舎・家庭でも建物は小破でも天井材が落ち、壁裏の断熱材が露出・飛散する。 ・古い大工場や古い家の密集地域では、火災・津波がなくても粉塵避難が必要か。 ・東海地震の警戒宣言が発令されたら、アスベスト粉塵回避の避難命令が必要か。 ・震度6,7でなくても震度5(強)でも、十分にアスベスト粉塵は予想される。 ・地震が発生したときは消火・救出・避難等で行政・企業・市民は大童であろう。 ・アスベスト粉塵を吸って直ぐに症状が出るのではないから、無視されるだろう。 ・しかし長い潜伏期間の後に、非常に高い死亡率の中皮腫にかかる可能性がある。 ・今のうちに行政・企業・市民が協力してアスベスト建材の実情調査を徹底する。 ・また行政・大学・製造者が協力して製品別・状態別・数量別危険性を研究する。 ・それらの上に、地域別の地震・爆発・火事などにおける行動指針を決めておく。 ・新聞・テレビ・雑誌等も調査・研究・逐次交換の社会的運動を報道・支援する。 ・100年後の子孫達は大昔こんなことがあったなど知らずに生活をするだろう。 ・食品添加物・健康薬品・治療薬剤等でもアスベスト同様の切り替えが行われる。 ・人類の文化・文明が進歩・発展していく道筋に起きる当然の変化・変曲である。 ・アスベストを恨むのでなく感謝しつつ、次の「明日ベスト」を求めるのである。

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