照明器具の落下防止対策     ヤルデア研究所 伊東義高


家庭の照明編 ・地震で家が揺れ、天井が揺れる。天井板は波を打つようにゆれる。 ・釣下げ式の天井灯は左右に揺れる。大揺れになると天井に当たる。 ・天井に当たった照明器具は崩落する。破片が目や首に当ると大変。

(1) 電灯の根元部分を透明な釣り糸を使って、三方向または四方向に天井に連結する。 (2) 真鍮製のシャンデリアなどは同色の飾りチェーンを使って、同様に連結をする。 (3) 電線コード部分をダクト・パイプ等で囲い、付け根をソケットで固めて固定する。

職場の照明編 ・大きな部屋には大きな天井があり、大きな天井には大きな蛍光灯があるのが普通である。 ・地震で天井板が大きく波打つと、天井の蛍光灯は追随できずに曲げられ、壊れ、落ちる。 ・蛍光灯本体はネジ止めなので落ち難いが、カバーや蛍光管は割れて落ち、人を傷つける。

           (1) 既設の長尺蛍光管の地震対策は「耐熱テープ」で固定するのが一般的である。 (電気店やホームセンターで売っているシリコン性のほぼ透明な粘着テープ) (地震強度、天井の撓み、蛍光灯の寸法から絶対とはいえないが、まあ安心)

(2) 蛍光管落下防止用の透明カバーを取り付ける方法では、取付け強度がポイント。 (カバーには虫除けの機能が期待され、中には紫外線をカットするものもある)

(3) 落下しても破砕飛散しないよう透明なチューブを蛍光管にかぶせる方法もある。   (蛍光管自体の落下は防止できないが、飛散は防げるという意味での次善策)

(4) 新設の場合、白色樹脂製のグリップ・ホルダー(蛍光管掴み)取り付けがある。 (参考:総武線の各駅プラットフォームの長尺蛍光管) (参考:東急愛甲石田駅では1箇所止めと2箇所止め)

(5) その他に新設の場合にはいろいろのオプションがあるので業者と相談をする。      (参考例:JR名古屋駅中央コンコース天井)

トップへ戻る


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送