・床の間やサイドボードの上等に置かれている高価な置物も地震で倒れ、飛び、壊れる。 ・金属製の物は自らは壊れないが、人身を壊す。陶器や硝子は自ら壊れ、人身をも壊す。 ・陶器・硝子の置物に焦点絞って、その地震対策を考えてみるとポイントは三つである。 ・その三つとは「重心(合体重心)」「固定(粘着・緊縛)」「低減(距離・緩衝)」である。 ・床の間などの低い所で、座布団状の敷物の上に置かれてある絵皿はそのままでもよい。 ・斜め前方に向けて置き台の上に乗せてあるものは重心の位置も高く対策が必要である。 ・置き台と絵皿の糸尻に間に「強力粘着性スポンジ」を貼り付ける。(美感情問題ない) (絵皿と置き台の合計重心の位置が置き台の底板の端から45度以下の位置に収める)
・壺類は底に砂を入れて重心を下げて座布団の上に置くか、強力粘着性スポンジを底部に貼る。 (強力粘着性スポンジは「ゲルマット」などの商品名。詳しくはネット検索で調査する) (このスポンジは斜め上にゆっくり剥がせば簡単に剥がせるが、水平の強い震動にはかなり強い)
・玄関やリビングルームなどで見かける金魚鉢や水槽についても地震対策を講じる必要がある。 ・金魚鉢や水槽は落下して破砕・飛散し、素足を傷つける思わぬ伏兵となるから無視できない。 ・特に熱帯魚の場合はヒーターや照明器具が付随していて、漏電や通電時発火の元ともなる。 (阪神大震災のときの通電時火災の大きな原因が熱帯魚水槽のヒーターともいわれている) ・S字フックを水槽の縁に掛け後方の壁に連結する方法もあるが、上下動で外れる心配がある。 ・紐やチェーンで水槽を鉢巻して後ろの壁に留める方法もあるが、水槽の美観が台無しになる。 ・前述の強力粘着性スポンジを水槽底面の四隅に貼り付けておけばそこそこの耐震性がある。 (粘着性のないただざらざらした摩擦性の敷き布を用いるよりは、よほど耐震性が期待される)
・園芸ブームで鉢物はどこにもある。重心は低いが底面の摩擦係数が高くかなり転倒する。 ・縁側や庭先にある小さな鉢物にまでも地震対策を…と気を使っていては身も持たない。 ・しかし、ベランダ、窓際や出窓に置かれている鉢物は落下をして、下の人を傷つける。 (落下は真下に落ちるだけではなく、かなり遠方にまで落下するので十分に配慮する) ・垣根などの上では陶製の植木鉢を発泡スチロールのプランターにし、金具で保持する。 ・窓際や出窓に置くときも植木鉢を発泡スチロールのプランターにし、金具で固定する。 (窓際や出窓の植木鉢が落下する場合は窓ガラスを割りながら落ちるだけに被害は大)
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