地震予知…予言と予測          ヤルデア研究所 伊東義高

     

地震「予知」には「予言」と「予測」がある。 予言 易断占術   科学的根拠なし 予測 (1)定点観測   地盤・地下水・潮位   (東海地震震源域) (2)宏観現象   地震雲・動物異常行動 (1975年中国の例) (3)S波到着    P波とS波の速度差   (ユレダス等) <予言は永遠に未開人、予測は未だ発展途上人> (1) 東海地震の定点観測網 東海地震震源域に多数の多数の景気を設置し、常時計測 (地震計・ひずみ計・伸縮系・傾斜系・潮位計・地下水位計…) 一定以上の異常値で判定会が招集され、検討される仕組み。 地震発生の可能性が高ければ総理大臣が警戒宣言を発令。 警戒宣言あり・なし両面体制 警戒宣言ありとなしとでは被害に雲泥の差 正確な短期予知について学者の間に諸説 警戒宣言に依存せずさりとて軽視はしない 東海地震に備える 1、警戒宣言のあり・なし両面体制 2、判定会招集情報で起動 3、逃げずに迎え撃つ A.防災本部、操業停止、保安措置 B.社員徒歩帰宅、保安要員待機 C.安全部屋、防災用品、出口 (2) 大地震前兆の宏観現象 岩盤圧縮〜岩石の歪み極限〜破壊=地震 この時の物理現象:電磁波放出→地上、空中 A:ナマズ・深海魚・鳥・獣類…感知〜恐怖〜騒動  (大地震を予知するのではなく、小地震を現知) B:空が赤くなったり、地震雲……さまざまな現象 * 何時、何処で、どのくらいの予測=研究途上 宏観現象でパニクルなかれ 宏観現象は見誤りの可能性が大きい   何時・何処で・どれほど…の予測は困難 心・体・物の備えを再確認する ・寝所・寝具の位置…   ・電機・ガス・石油…   ・家具類・割れ物・防災袋… (3) 地震波:P波・S波・L波の性状の違いを利用 P波(縦波:粗密波) <速い> 一般に被害が小さい S波(横波:捻れ波)  <遅い>  建物・家具に大被害 L波(表面波:長周期波)<超遅い>   高層ビル・石油タンク P波感知で、S波襲来を予測、通知、予防 新幹線用「ユレダス」を始め多種多数が実用化 数秒間の有難さ P波・S波の到達時間差:数秒〜十数秒   ・火気遮断・危険物処置・退路確保… (工場やガス・石油タンク・ヤードでは期待大) ・身を守るシェルターの確保と潜り込み (机・テーブルなどの下) * 慌てて逃げ出すことは却って危険    (まともな家屋は震度6でも崩壊しない) (おんぼろ家屋は耐震化以外に途はない) 予測の当たり外れ ・成功確率 低い→まあまあ→高い (人類の科学とはこういうものである) ・減災期待 何の被害をどれだけ減らせるか (人身被害・器物損傷・機械損失等) ・空振り被害 個人・企業・社会の経済的損失 (少額〜中〜高額……減災授業料) (予測当りよりは低額……ラッキー)

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